Google Analyticsと数値が異なる場合

同じWebサイトのトラフィックをPtengineと併用しの他ツールでも取得している際、他ツールとPtengineとの間で起こる数値の乖離について多く質問をいただきます。

ほとんどの分析サービスには、それぞれの計測仕様があります。例えば同じ訪問数でも、セッション終了の判断、各訪問者のカウントの方法が異なります。その目的は、いかにユーザーの行動を正確に数値として反映させるか、ということです。

以下は、PtengineとGoogle Analyticsの計測仕様の比較となります。このような仕様の違いにより、お問い合わせをいただいたような状況が発生いたします。

 ・  Ptengine Google Analytics
ページビューの計測方法 PVが読み込まれた時に1PVをPtengineに送信します。
ブラウザのバグをはじめ、異常なPVは自動的に除外します。
複数のトラッキングコードが実行され、異常により繰り返し実行されるのブラウザ読み込みなども計測します。
セッション終了の定義 1. 訪問者が一定の時間内、スクロールやクリックなど何もアクションを起こしていない時(デフォルトSP:5分、PC:5分(2022年1月11日含めそれ以降作成したプロジェクトの場合はPC:30分))
2. ブラウザーやタブを閉じた時
3. 訪問した最後のページを閉じてからクールダウンタイム(デフォルトSP:5分、PC:5分(2022年1月11日含めそれ以降作成したプロジェクトの場合はPC:30分))以内に戻ってこない時Ptengineは、滞在時間とセッションの判断を正確にするため、15秒毎にユーザーのアクセス状況を確認しています。
1.30分以内にGoogleアナリティクスに計測データが送られない。(サイト上でアクションがない)
2. 0時(日付が変わるタイミング)にまたがるセッション。
3.参照元が変わった場合。例えばGoogleの検索エンジンから流入しブックマーク保存し、そのまま別タブでブックマークから流入すると別の流入元と認識され、前のセッションは終了します。
重複した訪問者の除外方法 指定期間内に置いて重複はカウントしないよう計算しています。
重複した訪問者を除外する方法:
集計したデータを1日以内に、指定範囲内(1日、7日間、30日間、〇月〇日から〇月〇日)で重複した訪問を完全に除外します。
1.指定期間を選択
2.訪問回数とアクセス時間を使用して計算します。
計算効率を確保するために、一定のサンプリング方法により算出しています。
滞在時間の計測方法 ユーザーの滞在時間の計算に必要な情報は、ユーザーがクリックやスクロールをした際に送信されるパッケージと同時に送られます。よってより正確な滞在時間を取得できます。 ページ遷移する際に読まれるGoogleアナリティクスタグにより時間を計算しています。
例えばAページ→Bページと移動した場合、Bページのタグが読まれることでAページの滞在していた時間がわかります。よって離脱したページの滞在時間は取得できません。
入口ページの定義 訪問開始となるページ
訪問がまだ終了していない場合、再度同じ流入元から流入や、再読み込みははカウントされません。
訪問の最初のページ。

PV数などについては、弊社で多数のお客様から、Google Analyticsのデータをご提供いただいて、比較したところ、PtengineとGoogle Analyticsの差は、プラスマイナス15%程度でした。Google Analytics、Adobe Analytics、Visionalist、UserInsigntなどの複数のツール間でPV数を比較しましたが、やはりPV数は相互にプラスマイナス10~15%程度でした。

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