Ptengine Smart LPO 新機能のご案内

この記事では、Ptengine Smart LPO 新機能について解説いたします。

Ptengine Smart LPO 新機能の概要 #

今回のアップデートの主なポイントは3つです。

1.ブロックと要素の導入
2.詳細レポート機能の追加
3.エクスポート機能の追加

一連のアップデートで、ヒートマップ機能のユーザビリティだけではなく、インサイト得るためのデータもより大きくアップデートしました。

ご留意事項
この度のアップデートでは、段階的に機能を公開してまいります。現状では既存のユーザーさまに向けた限定的な公開となります。ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。


1. 新しいヒートマップにおける画面と定義の説明 #

新しいヒートマップの画面は現状のものと大きく異なります。新機能とその場所をご確認ください。

   機能
1 データの表示期間の切り替え
2 デバイスの切り替え
3 セグメント:特定の条件下でのページの状況がわかる機能。
4 比較ヒートマップの追加
5 別ページ、保存ページの切り替え
1)別ページへの呼び出し:元URL、パラメータ除去後URL、ページグループを選択肢、対象ページを切り替えます。
2)保存ページの呼び出し:過去に保存した過去ページバージョンを選択し、切り替えることができます。また、現在のページバージョンを保存することができます。
6 ヒートマップ共有リンクの取得
7 ヘルプコンテンツとチャットサポート
8 全画面表示への切り替え
9 ページ設定機能:「ページのCV」「ブロック」、「要素とCTA」の設定を一箇所で行える「ページ設定」機能を追加しました。
10 旧バージョンに戻す:通常のウェブビューに戻ります。
11 詳細レポートに入る
12 クリックヒートマップ:クリックされた部分を可視化するヒートマップ。
13 アテンションヒートマップ:興味を持たれた部分を可視化するヒートマップ。
14 ページ分析:ブロックと要素のそれぞれのデータを可視化するヒートマップ。
15 もっと見る
1)画面操作モード:プルダウン、タブ、スライド、アコーディオンメニューなど、表示されていない要素のヒートマップを見ることができます。
2)ページの保存
3)ヒートマップ更新
16 ヒートマップキャプチャ
17 ヒードマップデータの主要指標:そのページの主な指標がまとまり、ページの状況を素早く把握できます。
18 ページブロックのデータレポート:ブロックごとの効果がわかるレポートです。
19 ページ要素のデータレポート :要素とCTAそれぞれの効果がわかるレポートです。

2.ブロックと要素の分析レポート #

この度のアップデートである「ブロック」と「要素」は、ページの隅々までより充実した分析ができます。新しい分析レポートは、ページ構成を自動的に「ブロック」と「要素」に分け、データを整理します。
さらに、ヒートマップを組み合わせることで、定量・定性両方の観点からコンテンツの効果と、次のアクションのヒントを得ることができます。

2.1 ブロック・要素分析前の準備

「ブロック」とは、ページコンテンツやページ構造に応じて切り分けられた要素のまとまりを指します。ブロック分析では、ブロックごとの効果を把握することができます。

「要素」とは、ページ上の最小単位のコンテンツです。要素分析は、コンテンツの効果をよりピンポイントに理解することができます。

ブロックおよび要素分析を行う際には、「CV」を事前に設定いただく必要がございます。CVの設定は、「ページ設定」で行うことができます。

なお、ページ設定およびブロック・要素の調整は、あとからでも可能です。

Tip:
ページごとにCVは異なるため、分析をされたいページごとにCVを設定してください。

① ページ設定の入り口

ページ設定を行うには、以下の3つの方法があります。
1.ヒートマップ画面でブロック・要素を設定していない場合に表示されるポップアップより
2.ブロック編集ボタンより
3.画面の右上のボタンより

② ページ設定の内容

ページ設定では、ページのパフォーマンスを把握するのに不可欠な「CV」、「ブロック」、「要素・CTA」それぞれの設定ができます。

「ページのCV設定」
CV (コンバージョン) を設定すれば、成果に紐付いたレポートを確認することができます。選択したCVは、レポートに反映されます。

左には、すでに登録されているCVが表示されます。新たなCVを追加することも可能です。また、選択されたCVは右に表示されます。ドラッグすると表示順番を変更することができます。

「ブロック設定」
改善アイディアをより効率的に得るため、ページコンテンツを目的ごとにまとめて分析することも可能です。デフォルトでは、ページコンテンツを自動的にスキャンして識別・ブロック化しますが、ブロック名や、まとめる範囲を微調整することも可能です。

1は、デバイスの切り替えボタンです。
2は、操作を元に戻す、取り消した操作をもう一度行うボタンです。

また、画面上の緑色の部分は選択された内容です。マウスオーバーすると、各ブロックの名前が表示されます。表示内容は、ブロックの名前以外に、「名前の変更」、「ブロックを結合」、「一覧で確認」、「追従要素に設定」を選択することができます。

「ブロックを結合」:結合モードに入ります。ご希望の内容を選んで、ブロックの名前は右に表します。その後、「確定」を押すと、ブロックの結合できます。

「結合したブロックを編集」:結合したブロックを分割することができます。

「一覧で確認」:ブロックの位置を示す機能です。クリックすると、一覧でブロックの名前がハイライトされます。

「追従要素に設定」:クリックされても、CVに関わらない追従要素を含むブロックを特定できる機能です。設定されたブロックの名前の前に、「(追従)」が追加されます。

「ブロック一覧」をマウスオーバーすると、︙には、「名前の変更」、「ページ上で位置を確認」、「追従要素に設定」、「削除」機能が含まれます。

また、ページの隠し要素とアコーディオンメニューの内容を確認したい時は、画面操作モードをクリックしてください。

「要素とCTA設定」
テキストや画像、ボタンなどの要素ごとの分析ができます。デフォルトでは、ページコンテンツを自動的にスキャンして識別しますが、追加や削除、要素名設定、CTA設定などを調整できます。

要素設定はブロック設定の機能とほとんど同じです。しかし、ブロック内の状況を確認したい時は、要素設定をしていただく必要があります。また、要素設定の際には「CTAの追加」も可能です。
「CTAの追加」とは、クリックの中でも、重要なクリック要素の指定ができる機能です。「要素一覧」で、指定された要素名の前に「(CTA)」が追加されます。

2.2 ブロック分析

各ブロックのインプレッション、クリック、離脱、CVに貢献したクリックの可視化により、さらにピンポイントな分析・改善をサポートします。

① ブロック分析レポート:各指標の定義

データテーブルでは、ブロックごとの各指標を表示できます。表示可能な指標は以下の通りです:

指標 指標の意味
インプレッション インプレッション数:該当ブロックがユーザーの画面に表示されたPV数。 コンテンツがどの程度ユーザーに見られているかを把握できます。
インプレッション率:PV総数に対するインプレッション数の割合。
クリック クリック数:ブロック内に含まれる要素がクリックされた回数。ボタンやリンクだけでなく、画像やテキストなど、要素へのクリックも含まれます。
クリック率:ブロックがインプレッションし、かつクリックされた割合。「クリック数 / インプレッション数」です。
ブロック離脱 離脱数:該当ブロックで離脱し、他ページへ遷移したり、コンバージョンを完了しなかったPV数。
離脱率:総PVに対して該当のブロックで離脱したPVの割合。「ブロック離脱数 / PV総数」です。
ブロック平均滞在時間 ブロック滞在時間:スクロールを止め、そのブロックを注目した時間の平均。平均滞在時間が長いほど、ユーザーがこのブロックに興味を持っている傾向が見えます。
CV貢献 CV貢献数:ブロックをクリックし、さらにコンバージョンした数。
CV貢献率:ブロックをクリックし、さらにコンバージョンした数が、ブロックへのクリック総数に占める割合。CV貢献率が高いほど、ブロックのコンテンツとコンバージョンの相関度が高いと言えます。

② データテーブルの緑色と赤色のセル

データテーブルでは、パフォーマンスの良いブロックと改善が必要なブロックを視覚的に理解できるよう、パフォーマンスの良いブロックを緑色で、パフォーマンスの悪いブロックを赤色で表示しています。

  • 1ページ上位のブロックが赤色の場合(ブロック離脱率だけ)、それが上位にあればあるほど改善の必要性が高いと言えます。
  • 2 ページ下位のブロックが緑色の場合、そのブロックへのインプレッションを増やすことでページ全体への効果が高まる可能性があります。

2.3 要素分析

要素とは、ボタン、画像、テキストなどのページを構成するアイテムのことです。要素分析では、各要素のインプレッション、クリック、CV(コンバージョン)貢献度が確認できます。さらに、CTAを設定すると、ユーザーのコンバージョンに導く要素へのクリック数がわかります。

① 要素分析レポート:各指標の定義

右側のデータテーブルには要素ごとの各指標を表示します。表示可能な指標は以下の通りです:

指標 指標の意味
インプレッション インプレッション数:該当要素がユーザーの画面に表示されたPV数です。 コンテンツがどの程度ユーザーに見られているかを把握できます。
インプレッション率:PV総数に対するインプレッション数の割合です。
クリック クリック数:該当要素がクリックされた回数です。
クリック率:要素がインプレッションし、かつクリックされた割合です。「クリック数 / インプレッション数」です。クリック率が高いほど、要素がクリックされる可能性が高いことを示します。
CV貢献 CV貢献数:その要素をクリックし、さらにコンバージョンした数のことです。
CV貢献率:該当要素をクリックし、さらにコンバージョンした数が、要素へのクリック総数に占める割合です。CV貢献率が高いほど、要素のコンテンツとコンバージョンの相関度が高いと言えます。

②データテーブルの緑色のセル

データテーブルではパフォーマンスの良い要素を視覚的に理解できるように、緑色で表示しています。ページ下位の要素が緑の場合、その要素へのインプレッションを増やすことで、ページ全体への効果が高まる可能性があります。

③CTAと追従要素の設定

CTAの設定

CTA (Call To Action) とは、ユーザーをコンバージョンへと導く重要なクリック要素です。
ページの中でコンバージョンに進むためのボタンをCTAとして設定すると、CTAクリック率が自動的に計算され、ページのパフォーマンスを把握する際に役立ちます。

要素名の︙をクリックすると、「CTAに設定」ができます。設定した要素名の前には、「(CTA)」と追加されます。

指定要素のCTAクリック率は、画面右上「詳細レポート」内の「ブロック」セクションで確認できます。また、「主要指標」と「詳細分析」セクションでは、ページ全体の状況の確認もできます。

追従要素の設定

追従要素とは、スクロールに関係なく、常時画面に表示される要素です(ナビゲーションメニューや固定バナー、チャットボックスなど)。
追従要素として設定することで、インプレッション、ブロック離脱率、滞在時間などのデータを、レポートから除外することができます。

追従要素に設定した後、要素名の前に「(追従)」がついてあります。

2.4 比較ヒートマップのブロック・要素分析レポート

比較ヒートマップによって、異なる条件におけるコンテンツパフォーマンスの違いをより迅速に把握できます。

①比較対象を追加


画面左上の「比較対象追加」をクリックすると、ヒートマップを追加し、並べて比較できるようになります。

比較ヒートマップを追加した後、各ヒートマップでページURL、期間、デバイス、セグメント条件、ヒートマップタイプの切り替えで比較したい内容に応じて切り替えます。

また、右側のブロック・要素の分析レポートには、設定した条件に従って対応する比較データと差分値が表示されます。現在、Ptengineでは、最大6つのヒートマップを比較することができます。

②比較ヒートマップにおけるブロック・要素分析レポート

主要指標のレポート

主要指標は、ページに関する指標を一目でわかるように用意された看板です。
訪問数、PV数、クリック数、ページ平均滞在時間が含まれます。流入のほか、 FV離脱率をはじめとする離脱の指標、CV率に関するデータも表示します。

ブロック・要素のレポート

比較しているページに共通したブロックや要素の比較データを表示します。 画面一番左側のヒートマップのデータを基準として、他の比較ヒートマップのデータの差分値を表示し、緑色はパフォーマンスが良い場合、赤色は改善が必要な部分を表します。

比較ヒートマップの制限

現在、ページの構造が異なるため、異なるページのURLを比較することはできません。また、異なるデバイスを比較する場合のブロックや要素のレポートの表示は、一時的にサポートされていません。

3. ヒートマップ上での分析 #

ヒートマップ上では、ページのブロックや要素ごとにデータのパフォーマンスを直感的に確認することができます。

3.1 表示形式を選択し、ヒートマップに反映


ヒートマップ画面上の「ページ分析」をクリックすると、その右隣に「表示形式」が表示され、データを切り替えて確認することができます。

3.2 ブロックと要素データの切り替え

上部のプルダウンリストでは「ブロックデータ」と「要素データ」を選択することができます。切り替えると、ヒートマップには右側の分析レポートと一致するブロックや要素が表示されます。

表示指標の切り替え

下部のプルダウンリストでは、ブロックや要素に表示する「データ指標」を選択することができます。選択すると、ヒートマップ上に該当する数値が表示され、クリック数やCV貢献数などが確認できます。


ヒートマップ上のブロックや要素をクリックすると、詳細データを確認することができます。詳細データパネルでは、現在のブロックや要素の各データ指標と、クリックした訪問者の流入元、広告、地域などのセグメント情報が表示されます。


右上にある「編集またはABテスト」というボタンをクリックすれば、Ptengine Experienceを開き、ページ編集を行うことができます。


4. 詳細レポート機能 #

詳細レポートは、該当のページの指標をまとめたレポート機能です。
これを活用することで、ページ全体の状況を一目で把握できるだけでなく、他メンバーと認識を合わせ、合意するレポート作成に役立ちます。ページのダイジェストデータだけではなく、コンテンツごとのより詳細なデータも表示しています。

4.1 ナビゲーション説明

   機能
1 ヒートマップに戻る
2 別ページ、保存ページの切り替え
1)別ページへの遷移:元URL、パラメータ除去後URL、ページグループの選択し対象ページを切り替えます。
2)保存ページの呼び出し:過去に保存した過去のページバージョンを選択し、切り替えることができます。また、現在のページバージョンを保存することができます。
3 詳細レポート共有リンクの取得
4 ヘルプコンテンツとチャットサポート
5 ページ設定機能:「ページのCV」「ブロック」、「要素とCTA」の設定を一箇所で行える「ページ設定」機能です。より簡単な設定で、すぐにページの分析を始められるようになりました。
6 期間の切り替え
7 セグメント:特定の条件下のページをこで選択し、影響の結果を表示することができます。
8 比較詳細レポートの追加:条件が異なるページの違いが一目でわかります。
9 詳細レポートのエクスポート
10 主要指標のデータのエクスポート

4.2 内容の構成と役割

詳細レポートはページ全体の主要指標だけではなく、デバイス別、流入経由、新規/再訪問、日別などの詳細分析も含まれています。また、各要素、ブロックの分析も揃っています。

「主要指標」と「詳細分析」は、ページ全体の状況を把握すためのデータです。ブロック、要素ごとの分析はユーザーの興味を可視化します。

各分析はスライドで閲覧できます。表示データは「集客」、「行動」、「ランディングページのパフォーマンス」の3つの軸をもとに分類しています。具体的な指標及び定義は以下の通りです。

種類 指標名 指標の意味
集客 訪問数 該当ページに到達した訪問の数。
PV 該当ページが読み込まれた数。
UU 該当ページに到達した訪問の訪問者数。
新規率 該当ページ訪問数の内、初めての訪問数の割合。
入口数 該当ページが訪問開始ページとなった訪問の数。
行動 FV離脱率 FV(ファーストビュー)離脱率は、ユーザーがページにアクセスした後、以下のアクションをせずに離脱した割合。・スクロール・コンバージョン・別ページへの遷移
平均ページ滞在時間 該当ページの平均閲覧時間。別ページ移動または放置手前までの時間を計算します。
CTAクリック数 CTA (Call to Action) のクリック数。ヒートマップでは、重要な要素をCTAとして設定することができます。
CTAクリック率 CTA (Call to Action) のクリック率。CTAのクリック率は、CTAのクリック数をページビュー (PV) で割ったものです。
クリック数 該当ページで発生したすべてのクリック、またはタップの数。リンクに限らずすべてのクリックが対象です。
クリック数/PV 1PV当たりのクリック数。ページに対して訪問者のエンゲージメントの程度を測る指標です。
ランディングページとしてのパフォーマンス 直帰率 入口数の内、該当ページしか閲覧しなかった訪問の割合です。
平均訪問PV数 そのページに訪れた訪問者の平均ページビュー数です。
CV数 このページから閲覧開始した訪問のうち、コンバージョンに到達した訪問数。
CV率 このページから閲覧開始した訪問のうち、特定のコンバージョンに到達した訪問の割合。

ブロック指標

指標 指標の意味
インプレッション このブロックが完全に表示されたPV数。
インプレッション率 このブロックが完全に表示されたPVの割合。
ブロック離脱 このブロックで離脱したPVの数。別ページに遷移したユーザーは含まれません。
ブロック離脱率 このブロックで離脱したPVの割合。
ブロック平均滞在時間 ここでの平均滞在時間は、スクロールを止め、このブロックを注目した時間の平均。 平均滞在時間が長いほど、ユーザーがこのブロックに興味を持っていることを意味します。
クリック このブロックがクリックされた数。
クリック率 インプレッション数に対するクリック数の割合。クリック率が高いほど、このブロックがクリックされやすいと考えられます。
CTAクリック数 ブロック内にあるCTA(Call to Action)のクリック数。ヒートマップでは、重要な要素をCTAとして設定することができます。
CTAクリック率 ブロック内にあるCTA(Call to Action)のクリック率。CTAのクリック率は、CTAのクリック数を、ブロックのインプレッション数で割ったものです。ヒートマップでは、重要な要素をCTAとして設定できます。
CV貢献 このブロック内コンテンツをクリックし、かつコンバージョンした訪問者数。
CV貢献率 このブロック内コンテンツをクリックした訪問者のうち、コンバージョンに至った訪問者の割合。CV貢献率が高いほど、このコンテンツのCV相関度が高いと言えます。

要素指標

指標 指標の意味
インプレッション この要素が一部でも表示されたPV数。
インプレッション率 PVのうち、この要素が一部でも表示されたPVの割合。
クリック この要素がクリックされた数。
クリック率 インプレッション数に対するクリック数の割合。クリック率が高いほど、この要素がクリックされやすいと考えられます。
CV貢献 この要素をクリックし、かつコンバージョンした訪問者の数。
CV貢献率 この要素をクリックした訪問者のうち、コンバージョンに至った訪問者の割合。CV貢献率が高いほど、このコンテンツのCV相関度が高いことを示します。

5. エクスポート機能 #

新しいレポートでは、エクスポート機能によるヒートマプキャプチャの出力、データレポートの出力ができます。

5.1 ヒートマップのエクスポート機能


画面の右上にある「ヒートマップキャプチャ」をクリックすると、キャプチャデータの取得をはじめます。

ヒートマップのキャプチャ取得中は、ヒートマップを見たり、他のタブに移動しても問題ありません。ただし、ページを閉じたり、再読み込みはしないようにしてください。

① 一度に複数種類のヒートマップキャプチャをエクスポート


キャプチャ取得中は画面操作を行うことができます。ヒートマップの種類やセグメントを切り替えながら、その都度エクスポートをすれば、複数のキャプチャをダウンロードすることができます。

Tip:
同時に複数のファイルをダウンロードする際、ブラウザから、複数のファイルの同時ダウンロードへの同意メッセージが表示されることがあります。許可をクリックすると、エクスポートができます。

② プラグインでキャプチャ

ページのデザインや仕様により、一部のページにはキャプチャが正しくダウンロードされない場合があります。その場合は、Ptengine Chrome拡張機能を使用することで、ヒートマップページで手動でキャプチャを取得することができます。

*プラグイン内のスクリーンショット機能は、v0.5バージョンのユーザーさまのみ利用可能です。

プラグインのダウンロードはこちら

③ エクスポートしたファイル

ヒートマップは、ZIPファイル形式で出力されます。ファイルには、ページ全体のスクリーンショットと、ブロックごとに分かれたスクリーンショットそれぞれが含まれます。

5.2 詳細レポートのエクスポート

詳細レポートで、「レポートを出力」をクリックすると、詳細レポート内にあるすべてのデータとこのページのヒートマップキャプチャを取得できます。詳細レポートは、メール宛に送られます。デフォルトの送付先は、アカウントのメールアドレスです。

出力完了後、指定メールアドレスにメールが届きます。このダウンロードリンクの有効期限は7日間です。

出力される内容は、データを含むExcelシートと、端末別&ヒートマップ種類別のキャプチャです。


6. 旧バージョンからの更新点 #

これまでのPtengineヒートマップとは大きな違いがあります。

6.1 以下の表示/非表示設定の削除

スクロール到達率:ページのパフォーマンスを知るための重要な要素であるため、非表示にする機能を削除しました。

隠し要素の表示:クリックヒートマップを確認する際に、隠し要素の表示は、ヒートマップ全体の表示に影響を与えます。そのため、デフォルトで隠し要素のチェックポイントは表示されないようになりました。しかし、画面操作モードでメニューを展開してからヒートマップに戻れば、展開後のヒートマップを確認することができます。

6.2 数値詳細の削除

一時的に詳細数値データを削除しました。今後、数値詳細を表示する形にバージョンアップをしていく予定です。

6.3 滞在時間の追加とFV離脱率の調整

滞在時間の追加

滞在時間とは、スクロールを止め、このブロック・要素に注目した時間の平均です。

それに伴い、アテンションヒートマップの計算ロジックの調整を行いました。

以前のアテンションヒートマップは、ユーザーのスクロール頻度に基づいて計算されていました。今回は、平均滞在時間の追加することで、アテンションヒートマップも平均滞在時間に基づいて算出するようになりました。

FV離脱率の調整

また、FV離脱の定義を更新し、いかなる操作やアクションも行わなかったユーザーをFV離脱に定義するよう変更しました。

6.4 スクロール開始位置とスクロール到達率の調整

ユーザーごとに画面解像度は異なるため、以前は固定だった100%の位置設定を、訪問者の画面解像度に基づいて算出する「スクロール開始位置」へとアップデートしました。

ユーザーがページを開いて最初に表示される平均の表示エリアを算出するため、ページの冒頭の重要なコンテンツがユーザーにきちんと表示されているかどうかを知るのに役立ちます。

スクロール到達率の数値表記の精度を上げ、表示しているラインの数字は、そのラインに到達した割合となりました。

旧バージョン:各ラインにおける数値は、一つ前のラインとの間で離脱したユーザーも含む。
新バージョン:各ラインにおける数値は、そのラインに到達したユーザーの割合を指す。

Tip:
スクロール到達率が以前よりやや低く算出される可能性がありますが、事実に基づいたより精度の高い数値となります。

6.5 サイトの現状把握と編集ができるプラグインの導入

Ptengineプラグインをアップデートし、新たな機能を追加しました。
プラグインを入れた状態で実際のサイトを開くと、画面左下にフローティングで、サイトをリアルタイムで閲覧している人数を表示します。

Tip:
プラグインはこちらでダウンロードできます。

ボタンにカーソルを合わせると、「ヒートマップを表示」、「施策を始める」、「もっとを見る」の3つの選択肢を表示します。

このポップアップはプラグインで表示を「ON」することで表示されます。


7. 特別な状況下における注意点 #

ページの表示や仕様は常に進化しており、現時点でいくつかこの度のアップデートではサポートされていない仕様がございます。

7.1 遅延ロード(Lazy Load)ページの要素識別

ページ下部のコンテンツが遅延ロードされるページの場合、デフォルトの自動要素識別では認識されないことがあります。
ヒートマップでページの一番下まで手動でスクロールし表示してから、ブロック設定、または要素設定モードに入り、再スキャンや調整を行ってください。

7.2 ページが改修されている場合の一部のブロックや要素の非表示

データ収集時と現在公開されているページに大きな差異がある場合、うまくデータがマッピングできない場合があります。

その際は、ページ改修前のページの状態をあらかじめ「ページ保存機能」で保存していただくことをおすすめします。設定されていたブロックと要素の設定は同時に保存され、改修後でもページを遡って分析することができます。

ページ改修後、ページの変更が大きい場合は、新しいページで改めてブロックまたは要素を再設定する必要があります。

7.3 一部指標がサポートされていないページ構造

下記構造においては、インプレッションデータを用いる指標(インプレッション/クリック率/ブロック離脱)を扱うことができません。

1)追従コンテンツ:ページに追従(フローティング)するブロックまたは要素は、現時点ではインプレッション、クリック率、ブロック離脱の正確な計算をサポートできません。

2)アンケート型LP:各質問ごとに展開されるアンケート型LPについては、現時点ではインプレッション、クリック率、ブロック離脱を正確に計算することができません。

3)隠れたブロックまたは要素:最初表示されていない隠れたメニューや、タブで切り替えるコンテンツは、インプレッション、クリック率、ブロック離脱を正確に計算できません。

いずれのケースにおいても、今後はブロックおよび要素の識別の精度を上げ、データをご提供できるよう努めてまいります。

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