Warning:現在、クロスドメインの計測の設定はExperienceによる設定を推奨しておりますので、こちらの記事をご確認ください。
クロスドメインとは #
クロスドメイン計測とは、サイト内に二つ以上の異なるドメインが存在し、異なるドメインへのリンクも跨いで同一セッションとして計測することを指します。
例えば a.com からb.com へ移動し、b.com でコンバージョンしたユーザーのフィルターを、a.com の数値データやヒートマップに掛ける場合は、クロスドメイン計測の設定が必要です。
Note:
サブドメイン間の遷移は、クロスドメインには該当しませんので、下記の設定は必要ありません。www.test.com から sp.test.com へ移動する場合は、”test.com”というドメイン間の移動となるので、Ptengine上でセッションは継続できます。
<a>タグのクロスドメイン設定 #
Warning:以下で紹介するクロスドメイン計測方法は、<a>タグを利用してAページからBページへ遷移する場合のみに適用します。設定方法として二つあり、実際のニーズに合わせてご利用ください。
通常のクロスドメイン設定
そこで、上記のような計測を行いたい場合は、クロスドメイン計測に対応できるよう、お客様に設定をしていただく必要があります。
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1Aのページにのみ、特別なタグを実装していただく必要があります
特別なタグとは下記の部分です。_pt_sp_2.push('setCrossDomainLink,allManual');
※必要最低限、上記の(A)にAPI実装していただく必要がありますが、BやCに実装されたタグが入っていても問題ありません。
<script type="text/javascript"> if(!window._pt_sp_2){ window._pt_lt = new Date().getTime(); window._pt_sp_2 = []; _pt_sp_2.push('setAccount,********'); _pt_sp_2.push('setCrossDomainLink,allManual'); var _protocol = (("https:" == document.location.protocol) ? " https://" : " http://"); (function() { var atag = document.createElement('script'); atag.type = 'text/javascript'; atag.async = true; atag.src = _protocol + 'js.ptengine.jp/********.js'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(atag, s); })(); } </script>
Note:********部分は各プロジェクトから発行されているタグにあるid部分となります。また上記タグはGTM経由で設置しても問題ありません。
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2上の図のAのページにのみ、Bに向かうリンクに、「onclick=“pt_domain”」を追加してください。
(例)<a href="https://b.com/contact.html" onclick=“pt_domain”>資料請求</a>
ただし、<form> につきましては、onclick=“pt_domain”
を追加していただいても、クロスドメインのセッションをつなぐことができません。この場合、冒頭でご説明したb.comでコンバージョンしたユーザーのフィルターをa.comの数値データやヒートマップに掛けるということが、仕様上できなくなりますのでご了承ください。 - 3訪問者が入ってくるページからCVに至るまでに通過する全てのページに計測タグを張ってください。訪問者がCVに至るまでに通過する全てのページにPtengineの計測タグが貼られていないと、クロスドメインのCV計測を行うことができません。
全外部リンクのクロスドメイン設定
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1通常のクロスドメイン設定と同様にAのページにのみ、特別なタグを実装していただく必要があります。
この場合の特別なタグとは以下のコードとなります。_pt_sp_2.push('setCrossDomainLink,halfManual');
halfManualは半手動モードになります。一度上記コードをウェブサイトに追加すると、ほかの修正要らずに該当ウェブページですべてのボタンに対して、クロスドメイン処理が実行されます。
<script type="text/javascript"<script type="text/javascript"> if(!window._pt_sp_2){ window._pt_lt = new Date().getTime(); window._pt_sp_2 = []; _pt_sp_2.push('setAccount,********'); _pt_sp_2.push('setCrossDomainLink,halfManual'); var _protocol = (("https:" == document.location.protocol) ? " https://" : " http://"); (function() { var atag = document.createElement('script'); atag.type = 'text/javascript'; atag.async = true; atag.src = _protocol + 'js.ptengine.jp/********.js'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(atag, s); })(); } </script>
Note:********部分は各プロジェクトから発行されているタグにあるid部分となります。また上記タグはGTM経由で設置しても問題ありません。
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2上訪問者が入ってくるページからCVに至るまでに通過する全てのページに計測タグを張っていただきます。クロスドメインの計測ができるようになります。詳細については 「CV計測をする場合、ユーザーが通過する全てのウェブページに解析コードを入れる必要がありますか?」 をご覧ください。
AのページにはBに向かうリンクがない、もしくは全ての外部リンクが対象になるので、通常のクロスドメイン設定と異なり、onclick=“pt_domain”を貼る必要はございません。
<a>タグ以外のクロスドメイン設定 #
Warning:Experienceもご利用頂いていることがその前提となります。もしExperienceを利用していない場合、以下APIを設定してもクロスドメインが正しく計測されないため、予めご了承ください。
<a>以外のタグでクロスドメインを設定する場合、以下Ptengineの外部連携APIをボタンのクリックイベントのJavaScriptで設定してください。
API:window.ptengine.createCrossDomainUrl
例えばボタンクリックで別のサイトへ移動する場合、以下のようにPtengineの外部連携APIを利用することで設定できます。
var btn = document.querySelector(".btn");
btn.addEventListener("click", function(){
var targetUrl = 'https://www.b.com';
var openUrl = window.ptengine && window.ptengine.createCrossDomainUrl && typeof window.ptengine.createCrossDomainUrl === 'function' && window.ptengine.createCrossDomainUrl(targetUrl);
window.open(openUrl)
},false)
正しく設定したかの検証方法 #
クロスドメイン計測を設定した後、正しく設定し計測できるかを検証するには、以下の方法に従って確認してみましょう。
クロスドメインが正しく設定されている場合、クロスドメインが発生する箇所をクリックし次のドメインへ遷移する際には、該当URLの語尾に必ずPtengineクロスドメインのパラメーター「_pt_link=****」が付与されます。そのパラメーターが付いている場合、クロスドメインが正しく計測されていると判断できます。