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分析して終わりではなく、その後の仮説立て~施策実行とその後の評価、この一連の流れがPDCAサイクルを回す上ではとても重要です。 ただ、概念としては分かりつつも実際にやってみると進め方や考え方が難しいと思われている方も多いのではないでしょうか。
本記事では実際にPtengineを長くご活用頂いているユーザー様のサイト改善活動の一連の流れをご紹介しております。 各ステップのポイントなどを抑えながら読み進めて見てください。 LPやサービスサイトに関わらず、ECサイトや記事コンテンツなどを扱うメディアサイトなどにもご活用頂ける内容も含まれておりますので、皆様のご参考になれば幸いです。
・Webサイトでは、ファーストビューやセカンドビューで大半のユーザー(4割以上)が離脱してしまうこともございます。そのため、改善の優先順位として、ファーストビューの改善を優先的に行い、その後中央部もしくは下部と改善箇所を移行していきます。 ・ヒートマップが赤いから良いコンテンツ、というわけでなく、濃淡が少ない状態を目指すと良いです。全体的にオレンジ~赤色の状態がキープできるのが理想の状態です。 「Webサイト改善の優先順位がわからない」、「なにから手を付けていいかわからない」という方、Webサイトの状態にもよりますが、まずはファーストビューの改善に着手してみてはいかがでしょうか。
Webサイト自体の評価を行うために活用、かつセグメント分析、ヒートマップ比較分析時に活用することができるため、以下メリットがございます。
コンバージョン設定方法はこちら
複数のCTAボタンがある場合にイベント設定を行い、どこでアクションが起こされたかを把握し評価することが可能となりますので、以下メリットがございます。
イベント設定方法はこちら
確認ポイント ・どこまで閲覧されているのか。 →Webサイト上の施策範囲を決めるためにどこまでユーザーに閲覧されているかを把握しましょう! ・どこが長く見られていて、どこが見られていないのか。 →ユーザーが興味関心があるコンテンツ、興味関心がないコンテンツを把握しましょう! ・クリックされている箇所は想定通りか。 →想定外のところで多くクリックされている、遷移できないところクリックされている(誤クリック)
など、想定と違っていた場合は、把握できていないユーザーニーズがあるため確認しましょう! これらのポイントを確認し、改善施策を打つべき箇所をピックアップしていきましょう!
STEP2で改善箇所のピックアップが完了したら、次はなぜCVRを悪くしているのか仮説を立てましょう!
問題例「セカンドビューで閲覧率減少が大きい=FVだけ見て離脱しCVしない」 仮説:広告内容とFVの整合性が低いため、不満足を覚え離脱している。 施策:広告画像と同じ画像にして、コピーも繋がりを考えてみる。
問題例「よく見られているコンテンツが下の方にあり、訴求が弱い」 仮説:ユーザーに刺さる要素が多くのユーザーの目にふれていないためCVRが悪い。 施策:離脱が多くなる前の箇所にもってくる。
問題例「ページ下部の2・3個目のボタンがほぼクリックされていない」 仮説1:ボタンの存在が弱い。 施策1:サイズや文言、色を変更。 仮説2:CV誘導のタイミングが早い。 施策2:ボタンを削除、もしくはボタンの前のコンテンツを増やす。
・ファーストビューでほとんどが離脱していて、コンバージョン数も少ない。 →ユーザーが知りたい情報とファーストビューのコンテンツが合っていない。 特に広告からの流入であれば、広告クリエイティブとファーストビューコンテンツの相違をなくしましょう! ・ヒートマップで、赤い箇所/青い箇所がはっきりしている。 →極端に青いコンテンツは訴求できていないコンテンツとなるので、コンテンツ改修を検討しましょう! ・変な箇所をクリックしている →誤認識させてしまい不満足な体験をさせてしまっているので、UI改善を検討しましょう! ・CTAエリアが遠く、大半のユーザーがたどり着いてない。 →すぐに問合せたいユーザーにとってはニーズの損失を招いている可能性があるため、CTAエリアの改善を検討しましょう!
・評価指標について →ABテストの場合セッションはそれぞれ同等なので「CV(コンバージョン)」が指標となります。 →セッションに違いあれば「CVR」が指標となります。 ・検証スケジュールを決める →検証の期間を決めるには、検証に必要なデータ量を計算し、それが蓄積される日数を試算します。 ABテスト施策の勝ちが確定するには、CVに1.5~2倍の差が必要と考えた場合、以下か必要な検証スケジュールと想定されます。
・施策を実施 施策を実行する上で選択肢は2つございます。 外部にサイト改修を依頼するか、自社内で改修を行うかのどちらかになります。
自社内で実装する場合、社内にエンジニアなどの専門人材が必要となってきますが、社内にそのような専門人材がいないケースもあると思います。
そこでPtengine Experienceを活用頂くことで、専門人材でなくとも「誰でも」「簡単に」施策実行が行えるようになりますので、費用削減・スピード感・ナレッジ蓄積を担保することが可能となります!
Ptengine Experienceについてはこちら
施策を実施してデータが溜まってきたら検証して結果を出しましょう。 ・評価軸にした指標の確認 ・異常値がないかをクロス分析をして確認(検証の際に見るべきポイントを参照) ・勝率→95%以上を目指しましょう。 パターンAとBの結果の差が信頼できるかを統計学を用いて判断できる機能を勝率と言います。 Ptengine Experienceでは勝率が自動的に算出されます。
・勝ったパターンを、仮説通りのユーザーの動きをしているかヒートマップも見て念のために確認しましょう。 ・負けたパターンについては、放置するのではなく今後のナレッジとして蓄積するために、負けた仮説を立てましょう!
ABテストのCV数で有意差が出ていても鵜呑みにせず複数の軸で確認し確からしさを上げ正しい評価をしましょう! 特にディレクトリごとで値の偏りがでていないかを確認。
・参照元で偏りがないか? →AはほとんどGoogle経由で、BはFacebook経由が多いケース。 この場合はABどちらが良いかは断定できない。反対に、経路毎でユーザー特性が違い、訴求するべき要素が違うことがわかったので、参照元 別で訴求するクリエイティブを分けてみる施策を打ってみる手もありです! ・エリアや新規訪問/再訪問などで偏りがないか? →AのCVの大半が神奈川だが、Bはほぼなし。A/Bどちらが良いか断定できない。 地域性で伝えるコンテンツを変えたほうがよいことが考えられます。 また、新規訪問と再訪問でも同様のことが考えられますので、どちらのパターンがどのユーザーに効果がいいのかを把握しましょう! ・日別で異常なときがないか? 1日のCVが5:8ぐらいがほとんどだが、ある1日だけ15:1だった。 この日の原因がわからない場合は、異常値として除外して評価しましょう!
STEP5の検証にてわかった「○○だと勝てる」または「負け仮説」をもとに次の施策を検討しましょう! 勝ち例 「広告と同じ訴求を、ファーストビューに掲載したらCVR改善する」がわかった。 次策検討 強化:さらにCVを増やせないか?さらに背中を押すような要素追加できないか? 拡大:ページ下部のコンテンツもファーストビューで掲載した内容に寄せていく 疑う:勝ちパターンのクリエイティブで取れなくなったニーズはないかを考える。 AニーズとBニーズで、Aが勝っただけどBのニーズを捨てたことになる。 Bのニーズを拾えるようにできないかを検討する。 負け例 「FVにおいて、BよりAの訴求が勝つ(例:コストよりスピード訴求がよいとわかった)」がわかった。 負け仮説「広告の訴求は広告上で伝わりきっていて、FVでは追加の情報を伝えた方がよいのだろう」 次策検討 新規:広告で訴求していない、新たな訴求をしてみる。 拡大:(例)コスト訴求が負けることがわかれば、セカンドビュー以降の構成もコストよりスピード訴求に変える。 疑う:FVはAのままでよい可能性ある。CTAのボタンまでの間の要素が悪さをしていないかを検討する。
改善施策によっては実装までに時間が掛かってしまうケースもあるかと思います。 そのため、簡単に素早く打てる施策から考えていくのも一つの手です。
・差し替え変更 →FVの画像を差し替える。CTAボタンをかえる。 ・削除 →ほぼ見られていない要素を削除 ・追加 →見られているコンテンツを増やす。 ・順番変更 →見られる時間が長いが、見る人が少ないコンテンツを上部に移動
最後まで読んで頂きありがとうございます! いかがでしたでしょうか! 是非STEP1~STEP6を今後の分析、もしくは現在おこなっている施策に活かして頂ける部分もあるかち思いますのでご活用くださいませ!
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